2007年07月16日

小説 リアル鬼ごっこ (山田 悠介)

山田 悠介のリアル鬼ごっこを買うたった。

<粗筋>
国王佐藤は、自分と同じ苗字が沢山いる事が我慢ならず、佐藤抹殺を決定する。
その最終的解決案が、リアル鬼ごっこ。
鬼(兵士)が鬼になり、佐藤を追い掛け回す。捕まった佐藤は処刑される。
そんな鬼ごっこが1週間に亘り開催されちゃった。
そんなお話。


ネットでの評判は非難轟々といったところ。半ばネタ扱い。
Amazonのレビューも粒ぞろいだ。
リアル鬼ごっこ
買い控えていたのだが、新幹線の中で読む物を探していた手に取ってしまった。

作品についてだが、タイトルと粗筋は傑作だ。
ただし、捻ってあるのはそこだけだ。
そこで燃え尽きている。肝心の中身は残り火でしかない。

本編は惰性で、オチも何も無い。
行間も何もなく、30分で読み終わってしまった。
一番の見所は予告編だった、なんて映画と一緒だ。詐欺だね。


そこが逆に編集者には受けそうな作品というか、作者なのではないかなと。原石みたいで。
で、そのまま出版Goサインがでた、と。

まあ、世間に与えたインパクトは、良くも悪くも大きい点は否めない。
それだけに、せめて最後に一捻り加えるだけで評価も45°〜90°ぐらいは変わったろう。

とにかく、この秀逸ながら着想のみで未熟なアイデアを
世に送りだした作者の実行力は見事だ。彼は成功している。
職人としては軽蔑するけど。
タグ: 小説


posted by 塗りかべ at 13:15 | Comment(0) | TrackBack(0) |
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