2017年06月20日

小説 銭(インチキ)の力で、戦国の世を駆け抜ける (Y.A)

俺TUEEE系の戦国タイムスリップ物

主人公が未来の世界の宇宙船船長で女房が軍医、宇宙船の機能を使って大抵の物は作れるし加工できるしで、信長の家臣となって戦国を舞台に無双する物語。
考証はしっかりしているものの、登場人物はコミカライズされており、敵役の間抜けっぷりが際立てられているので不快に思う人もいるだろう。叙述詩ではなくて抒情詩。テンポも良いし、あくまでライトノベル。

俺TUEEE系小説は何しろ緊張感がないのですぐに飽きてしまうのだけれど、この本は飽きが来ない。加えてデジャブを感じていたのだが、原因が分かった。これ太閤立志伝だ。コーエーのゲームの。
あの、やる気になればなんでも実現できてしまうゲームバランス。
プレイしたのは10年以上前だけれど、他人のリプレイを見ているようで妙な懐かしさを感じる。
戦国好きよりも太閤立志伝ゲームが好きだった人におすすめ。

欠点は地図がないこと。
当時の地名や城名を知ってて当然のように文章が進んでいくが、戦国の地理知識があってかつライトノベル読者というニッチな読者を選ぶ作品。
作者が趣味全開で楽しんで書いているのだろうな、というなろう系小説の鑑。
でも商用なのだから地図付ける程度の気配りは必要だろう。

ピンチらしいピンチもないので夜眠る前に読むのにおすすめ。


posted by 塗りかべ at 22:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム
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